アートブログ
2023.6.16 [展覧会情報]
ひろしま美術館で、2023年7月1日(土)〜8月20日(日)の期間に開催される「ぐるんぱがやってくる 堀内誠一 絵の世界」。
今回はその開催概要についてお伝えします。
『ぐるんぱのようちえん』1965年 福音館書店 🄫Seiichi Horiuchi
『ぐるんぱのようちえん』や『たろうのおでかけ』など、いくつもの人気絵本を世に出した堀内誠一(1932-87)。
図案家の父の影響で幼い頃から絵を描くことが好きだったという堀内は若いころからデザイナーとして研鑽を積み、時代をリードするアートディレクターとして活躍しました。
「anan」や「BRUTUS」など、堀内の手がけた雑誌のタイトルロゴは時を超えても色あせることなく親しまれています。
1958年には初の絵本『くろうまブランキ―』の絵を担当し、以来、生涯で60冊を超える絵本を手がけました。
物語にあわせて線や色、構図などさまざまな要素を自在に駆使し、あらゆる画風、画材を用いて多彩な絵本を生み出しています。
本展は、伝説のアートディレクターであり、絵本作家でもあった堀内誠一の「絵の世界」に注目します。
今回、初公開となる10代の時に描いた油絵作品などを出発点に、絵本の原画、デザインにおける作画、雑誌のためのカットなど、堀内の創作の原点であり「生きる喜び」でもあった「描くこと」をひもときます。
ときに愛らしく、ときに鋭くアヴァンギャルドな堀内誠一の絵の世界をどうぞお楽しみください。
なお、会期中は無休となっております(開催状況につきましては、公式サイトでご確認ください。
公益財団法人ひろしま美術館 公式サイト
https://www.hiroshima-museum.jp/