アートブログ
2023.5.10 [アートコラム]
こんにちは。Live Art Japanのアートコラムです。
今回は、アート作品を楽しく鑑賞するためのコツをご紹介します。
アート作品と聞くと、難しくて分からない、自分には関係ない、と思ってしまう方も多いかもしれません。
しかし、アート作品は誰でも楽しめるものです。
アート作品には、作者の想いやメッセージが込められています。
それを読み解くことで、自分の感性や視野が広がり、新しい発見や感動が得られるかもしれません。
では、どうすればアート作品を楽しく鑑賞できるのでしょうか?
ここでは、初心者でもわかるアートの見方を5つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:絵の中に描かれたモチーフを見つけて意味付けをしてみよう
まずは、絵の中に何が描かれているかを観察してみましょう。
人物や動物、植物、建物など、目に見えるものから始めてみましょう。
それぞれのモチーフがどんな意味を持っているか考えてみましょう。
例えば、花は美しさや愛情を表すことがありますが、時には儚さや死を表すこともあります。
色や形、大きさなどもヒントになります。
作者は何を伝えたかったのでしょうか?
ステップ2:絵の好きなところを見つけてなぜ好きなのか理由を考えてみよう
次に、絵の中で自分が一番好きなところを見つけてみましょう。
色や形、光や影、筆触や質感など、何でも構いません。
そして、どうしてそれが好きなのか理由を考えてみましょう。
自分の感情や感覚に素直に気づくことで、絵と自分との関係性が見えてきます。
自分が好きなものは何か、自分はどんな人間なのか、自分は何を求めているのかなど、自己分析にも役立ちます。
ステップ3:絵の中で「これは何だろう?」「どうして?」と疑問に感じるところを探してみよう
さらに深く絵を見るためには、疑問に思うところを探してみましょう。
不思議だなと思ったところや、理解できないところがあれば、それは絵から得られるヒントです。
なぜそう描かれているのか、作者は何を考えていたのか、想像してみましょう。
答えが一つではないからこそ、自分なりの解釈ができます。
疑問を持つことで、思考力や想像力が鍛えられます。
ステップ4:絵の登場人物や風景を見て、どんな物語が展開されているか自分なりに考えてみよう
絵に人物や動物が描かれている場合は、彼らの表情や姿勢、服装などから、彼らの感情や性格、関係性などを推測してみましょう。
絵に風景が描かれている場合は、季節や時間、場所などから、その場の雰囲気や状況などを想像してみましょう。
そして、絵の中でどんな物語が展開されているか、自分なりに考えてみましょう。
絵は一枚の静止画ですが、その前後には動きや変化があります。
自分が絵の中の登場人物や風景に入り込んでみることで、絵に対する感情移入や共感が生まれます。
物語を考えることで、創造力や表現力が高まります。
ステップ5:絵のタイトルや作者の名前、制作年代などを確認してみよう
最後に、絵のタイトルや作者の名前、制作年代などを確認してみましょう。
これらの情報は、絵のコンテキストや背景を知るための重要な手がかりです。
絵のタイトルは、作者が絵に込めた意図やメッセージを表すことがあります。
作者の名前は、作者の人生や思想、作風などを知ることができます。
制作年代は、その時代の社会や歴史、文化などを知ることができます。
これらの情報をもとに、絵と作者と時代との関係性を考えてみましょう。
情報を知ることで、絵に対する理解度や興味度が深まります。
以上が、初心者でもわかるアートの見方の5つのステップです。
この見方はあくまで一例であり、正解はありません。
アート作品は自由に楽しんでいただければと思います。
アート作品に触れることで、自分自身や世界について新たな発見や気づきがあるかもしれません。
ぜひ、アート作品と向き合ってみてください。