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小塩昌史・Olgierd Zbychorski共同展「一心」 2023年1月20日(金)〜2月3日(金)

小塩昌史・Olgierd Zbychorski共同展「一心」 2023年1月20日(金)〜2月3日(金)

 

ポーランド、ドゥシユニキ=ズルドイのImpresja Art Resortで、2023年1月20日(金)から2月3日(金)までの期間に開催される「一心」。
今回はその展示概要についてお伝えします。

書が、アートが、異なる国の二人を結んだ絆

Live Art Japan参加アーティスト・書道家の小塩瀏蒼(https://live-art.jp/ryuso_koshio/)が本名の小塩昌史 名義で、ポーランドのグラフィックアーティストOlgierd Zbychorskiと共に開催する「一心」。
Olgierd Zbychorskiは、変幻自在の表現方法を持つアーティストで、2017年に小塩瀏蒼がポーランドで書道のワークショップを行った際に出会いを果たしました。
その半年後に思いがけずOlgierd ZbychorskiからSNSを通じて連絡があり、小塩から二人での展示会を提案。これまでにポーランドで3回の展示会が実現しました。
コロナ禍においてポーランドと日本を行き来できない状況の中、メールでお互いに連絡を取り合って展示を成功させてきました。
過去の展示ではまったく違う表現方法が試みられてきましたが、共通してどの作品もそれぞれの単独の制作ではなく、コラボレーションで作られています。
そのため、作品は何度もポーランドと日本を行きすることになりました。
今回の「一心」では、Olgierd Zbychorskiが特殊な手法で制作したポラロイド写真に、小塩が書を書いた作品が展示されます。
作品自体も見どころですが、作品から見て取れる、二人のアーティストが築いてきた絆、友情、パッションに注目させられます。
違う国に生まれ、違う言語を用い、違う文化背景を持つ者同士でも、アートを通じて絆を深めることができる。
そういったアートの一面が垣間見られる展示となっています。

Olgierd Zbychorskiの作品やイメージ、考え方からインスピレーションをもらうことが多いと語る小塩。
直接書いた書ではなく、書が二次的に作り出すもので表現する手法は、まさにOlgierd Zbychorskiからの影響によるものだといいます。
ポーランドでは書はアートの一つとして捉えられており、しっかりと美の観点から鑑賞される状況があります。
「デザイン的な書ではなく、古典に根差した深みのある書を届けたい」
小塩はポーランドでの書の活動をするにあたり、そのように考えているのです。

「この展示会は2018年に始まり、世界がコロナウイルスのパンデミックにより国と国との往来が自由にできなくなったときに、アートを通して実際に会うことができなくなってもお互いの友情を深めようと開催しています。
また、アートにより人々を少しでも元気づけることができればとも思っています」

地域に根差した活動にとどまらず、日本から遠くポーランドでも精力的に書やアートを展開する小塩瀏蒼。
今回の展示がどのような成果をもたらすのか、ぜひご注目ください。

なお、展示会場はホテル内のギャラリーとなっております。詳細は公式サイトをご覧ください。

https://impresja.net/

お問い合わせ先
小塩瀏蒼
ichijukai.koshio@gmail.com



   


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