アートブログ
2023.7.7 [アーティスト紹介]
Machiko《新しい羽根を》
アートブログでは、Live Art Japanでアート作品を販売するアーティストを取り上げ、インタビューした内容をお届けします。
どのように作品を手がけているのか、アートに対する考え方など、制作にまつわるさまざまな情報を知ることで、作品の魅力もより深く理解できるのではないでしょうか。
第17回はMachikoさんに選んでいただいた、ご自身の代表作品についてのインタビューをお届けします。
──Live Art Japanにて登録している作品から、読者に知ってほしいものを1点選んでください。
《新しい羽根を》
https://live-art.jp/mi07/
──選んだ作品について、どのような思い入れがありますか?
大きな作品を描いてみたい、新しい世界で羽ばたいていきたいと思い、曼荼羅とオリジナルなものを混ぜて描いた思い入れがあります。
──アートに対して、どのような姿勢でのぞんでいますか?
自分を縛りつけず、自由に表現したいと思っています。
それとともに、誰かの部屋の中で調和して、エネルギーを与えたり、癒しになったりするような作品を作りたいです。
──その作品の制作にあたって、どのようなアイデアが元になっているのでしょうか?
旅行先や美術館などの天使の絵を見たのがきっかけです。
何か新しいチャレンジをするとき、不安や心配事があるかもしれない。
そんなときにこの絵を見て、あったかい暖炉の前にいるような、そっと守られているような、安心できるような気持になってもらえたらいいなと思い、たくさんの応援と絆があることを感じてほしいと描いた作品です。
──その作品が生まれた時期や制作過程について教えてください。
2021年12月2日〜3日の間に作成しました。
──その作品が作られた当時の社会情勢や文化的な背景について、どのような影響を受けましたか?
コロナで全世界がじわじわ封鎖され、日常が少しずつオンラインになりつつあり、当たり前が急に崩れ始めた時期でした。
社会情勢の影響で行きたい時に外出ができなくなったり、会いたい人に急に会えなくなったり。
本当の心のあったかい繋がりって何だろうと考えるようになり、絵でぬくもりを届けたいと感じ始めていました。
──その作品のテーマや意図について、どのようなメッセージを伝えたいと思っていたのでしょうか?
何か新しいことを始めるには不安や心配があるときに「一人じゃない」と、絵を見て勇気や希望の糧にしてほしい。
本来の自分の羽を信じられるよう勇気づけて、そっと背中を押して、本来の自分が描くビジョンに、どんな時代背景であっても進んでほしい。
そっとお家に帰ってきたら、心をほっと休めるような存在になってほしい、というメッセージを込めて絵を描いています。
──その作品が、あなたの作品の中で特別な意味を持っていると思いますか?
この絵をきっかけに、曼荼羅単体にこだわらず、ジャンルや画材を超えて表現したい世界を自由に表現していんだと私自身も感じ気づいたきっかけになった作品です。
──その作品を見る人に、何を感じてほしいと思っていますか?
表面の可愛さや美しさだけじゃなく、色の深さ、タッチや表面からではわかりにくい、細かい繊細なメッセージや思いの深い心の絆。
自分次第で、新しい翼でどんな状況でも飛べ、新しい世界に行けること。
どんな時もあなたの後ろにはあったかい応援や支えがあることを感じ、一歩踏み出す勇気のきっかけを感じてもらえたら光栄です。
──その作品が、今後のアーティストの作品制作にどのような影響を与えましたか?
大きな作品を描く楽しさ、メッセージ性を込めたい、上手い下手を超えてオリジナルの世界観を表現していい、ありのままの表現でいいと、私自身が羽をつけたように何か殻が取れて、アーティストとしてもっとチャレンジしていきたいと感じるきっかけになりました。
──その作品を制作していた当時の気持ちや想い出について、教えてください。
当時、大きい画用紙を購入し、妖精さんを描いてみたいと思っていました。
昔から大きな絵は描いてみたかったのですが、いざチャレンジすると、本当に自分の未熟さ、表現力、オリジナリティの無さを感じたときもありました。
それでも少しずつ塗っていくことで、重なりあるグラデーション、オンライン生活だからできた、時間を気にせず集中できる喜び、絵が嫌いだったことが少し面白さに変わり、
とにかくオリジナルを頭で考えず感覚のまま表現したいと思い、描いていたと思います。
色合いも、表現も、本当に一歩何か扉が開いたような気持ちになることができ、新しい羽根を表現している私自身も感じられる時間になりました。
当時SNSで投稿すると、たくさんの方から「優しい作品」「暖かい気持ちになれる」などありがたい言葉をいただき、本当に絵で想いを届けることができるんだなと感じたことを覚えています。
この作品からサイズや画材にこだわらず、ありのまま今感じるメッセージを素直に表現できるようになり、私自身感謝いっぱいの作品になりました。
このように思い出すきっかけができ、より愛しい作品に見えてきたことにも感謝でいっぱいです。
たくさんの方に記事と一緒に作品を見て、心で感じてもらえたら光栄です。
今後もMachikoさんの作品や活動に、ぜひご注目ください。
執筆:Live Art Japan編集部