アートブログ
2023.8.4 [アーティスト紹介]
吉野 公賀《golden boy》
アートブログでは、Live Art Japanでアート作品を販売するアーティストを取り上げ、インタビューした内容をお届けします。
どのように作品を手がけているのか、アートに対する考え方など、制作にまつわるさまざまな情報を知ることで、作品の魅力もより深く理解できるのではないでしょうか。
第19回は吉野 公賀さんに選んでいただいた、ご自身の代表作品についてのインタビューをお届けします。
──Live Art Japanにて登録している作品から、読者に知ってほしいものを1点選んでください。
《golden boy》
https://live-art.jp/sk01/
──選んだ作品について、どのような思い入れがありますか?
海外展示を経験し、それまで以上に「自分らしさ」と向き合いながら描いた作品です。
──その作品の制作にあたって、どのようなアイデアが元になっているのでしょうか?
この作品で描かれている樹木には、当時の私自身の心境が映し出されていると感じています。
輝ける未来に向かって、新たな気持ちで創作活動を続けていく意思が表現されています。
──その作品が生まれた時期や制作過程について教えてください。
2006年、樹木の作品を描き始めた頃の作品です。
細かいことは気にせず、素直な気持ちをそのまま描くことができました。
──その作品が作られた当時の社会情勢や文化的な背景について、どのような影響を受けましたか?
そのような外部的な影響ではなく、私自身の純粋な心の葛藤から生まれた作品です。
──その作品のテーマや意図について、どのようなメッセージを伝えたいと思っていたのでしょうか?
子どもの頃から樹木が人間の姿と重なる感覚がありました。
この作品を出発点とする「絆シリーズ」(全11作)は、樹木が人間の生き方と繋がるような、物語性のある心象風景としてまとめられています。
命や人との繋がりを大切にしていくことで「私」は成長し、常に人生の主役なのだと伝えられたらうれしいです。
──その作品が、あなたの作品の中で特別な意味を持っていると思いますか?
個人的にはどの作品も同じように大切です。
特別な意味を持っているとするならば、それは作品に関わってくれた方々のおかげです。
──その作品を見る人に、何を感じてほしいと思っていますか?
スポットライトが照らすように、未来への希望を感じてほしいと思っています。
──その作品が、今後の作品制作にどのような影響を与えましたか?
結果的に「絆シリーズ」としてまとめられ、多くの方にご覧いただく機会にも恵まれました。
自分自身の内面を客観的に整理することができましたし、形として残せたことで今後の活動にも良い影響を与え続けてくれるでしょう。
──その作品を制作していた当時の気持ちや想い出について、教えてください。
海外のアートフェアに参加したことで、制作に対する意識が大きく変化しました。
世界の様々な作品を目の当たりにし、その力強さや表現方法に圧倒されました。
それは同時に自分自身を見つめ直すきっかけとなり、作品へと繋がりました。
これからも「自分らしい表現」を模索していきたいと思います。
今後も吉野 公賀さんの作品や活動に、ぜひご注目ください。
執筆:Live Art Japan編集部