アートブログ
2023.5.31 [展覧会情報]
国民的まんが『ちびまる子ちゃん』の作者として知られ、まんが家だけでなくエッセイスト、作詞家、脚本家と多彩な活動を展開した静岡市清水区(旧清水市)出身のさくらももこ(1965-2018)。
本展では『ちびまる子ちゃん』や『COJI-COJI』、1984 年のまんが家デビュー作『教えてやるんだありがたく思え!』などの原画のほか、ベストセラーのエッセイ『もものかんづめ』の手書き原稿、初展示となる関連原画や愛用品など約300点を紹介します。
“描くこと”と“書くこと”を楽しみつくし、季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛したさくらももこの全魅力をあますことなくお届けします。
さくらももこ
1965年5月8日静岡県生まれ。84年「教えてやるんだありがたく思え!」でデビュー。86年「りぼん」で『ちびまる子ちゃん』連載開始。89年同作品で第13回講談社漫画賞受賞。90年作詞をした「おどるポンポコリン」が日本レコード大賞ポップス・ロック部門受賞。91年初エッセイ『もものかんづめ』がベストセラーに。『さるのこしかけ』(92年)で第27回新風賞受賞。『スヌーピーブックス』シリーズでは翻訳を手がけるなど幅広く活躍した。2018年8月永眠。
さくらももこの出身地・静岡での開催!
さくらももこが生まれてから上京するまでの21年間を過ごした静岡市清水区(旧清水市)。
国民的まんが『ちびまる子ちゃん』には、静岡の風景や名所、名物などが数多く登場します。
本展では静岡ゆかりの作品も多数紹介され、ゆかりの地・静岡でさくらももこを堪能!
約300点の大ボリュームでさくらももこの全仕事に迫る!
まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持つさくらももこ。
本展では、大人気作品『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』だけでなく、まんが家デビュー作『教えてやるんだありがたく思え!』など多数のマンガ原画を紹介。
さらに大ベストセラーとなったエッセイ『もものかんづめ』の自筆原稿や初展示となる関連原画や愛用品など約300点でさくらももこの全仕事に迫る。
『ちびまる子ちゃん』
その1 おっちゃんの まほうカード の巻
「りぼん」1986年8月号 集英社
©さくらプロダクション
『ももこのファンタジック・ワールド コジコジ』
コジコジが やってきた の巻
1993年 ソニー・マガジンズ
©さくらももこ ©さくらプロダクション
クスッ、ホロリのさくらワールドに子どもから大人まで夢中!
巧みなことば遣いで綴られるエッセイや、読み手を混乱のるつぼに突き落とすようなナンセンスまんが。
みんなを楽しませたり、面白がらせることが大好きだったさくらももこの思いが引き継がれた作品は、私たちに笑顔を届けてくれます。
様々な関連企画やフォトスポットもあり、子どもから大人まで楽しめる展覧会です。
『COJI-COJI』 第32話 クールのひけつ の巻
「富士山」第4号 2000年 新潮社
©さくらももこ
なお、期間中の月曜日と7月18日(火)は休館日となっております(ただし7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館)。
開催状況につきましては、公式サイトでご確認ください。
静岡市美術館 公式サイト
https://shizubi.jp/